お客様に服を販売するアパレル販売員。ファッションやおしゃれが好きな人なら、一度は憧れたことがある仕事なのではないでしょうか?
今回はそんなアパレル販売員の給与事情について解説したいと思います。
給与とは「雇用主から労働者に与えられる全てのもの」を意味しています。給料は「給与から手当などを差し引いたもの」を意味しており、基本給ということになります。
給与は労働環境や業績によって変動しますが、給料は改定することがない限り、基本的には変動することはありません。
ではアパレル販売員の平均給与はどれくらいなのでしょうか?平均の給与を雇用形態別にご紹介します。
・アルバイト・パート(時給):1,080円
・派遣社員(時給):1,452円
・正社員(月給):219,189円
・契約社員(月給):196,714円
エリアや勤続年数によっても給与は異なりますが、アルバイトやパートの場合は時給1,000円以上が多いようです。派遣はもう少し時給が良い反面、雇用が不安定な点がデメリットといえます。
正社員は月給20万円以上が多く、25万円以上となると店長やマネージャーといったポジションを目指さないと難しいようです。
アパレル販売員のボーナス事情ですが、基本的に年に1〜2回支給されるところが多いようです。ボーナスは月給1ヶ月分が目安ですが、勤続年数が長い人や役職がつくようになるともらえる額も多くなる傾向にあります。
会社の業績が好調だったり、実績や勤務態度を評価されればボーナスが増える場合もありますが、その逆のパターンもあるので、ボーナスは変動しやすいものだと思っておきましょう。
またボーナスはどの企業でも行なっているとは限りません。特にアパレル販売員にはボーナスの支給がないこともあります。そのため入社前にボーナスの支給の有無の確認や、ボーナスの支給がある大手のアパレル企業を選ぶことがポイントです。
アパレル販売員の給与の中には、様々な手当が含まれています。一般的には、「残業手当」「通勤手当」「住宅手当」「制服手当」「美容手当」「食事手当」「繁忙期手当」「インセンティブ」などがあります。基本給はあまりよくないイメージがあるアパレル販売員ですが、手当によって補われている部分があります。
例えばインセンティブは、個人ノルマや目標を達成するともらえる手当のため、仕事を頑張れば給与が上がることになります。またアパレル販売員は自社ブランドの服を着て働くことが基本ですが、その服を購入するための手当(もしくは社員割引制度)がもらえることが多いようです。
福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」があります。法定福利厚生は、健康保険・厚生年金・介護保険・雇用保険・労災保険などの法律で義務付けられたものを意味しています。
一方で法定外福利厚生は、企業が任意で設けている福利厚生で、社員の働きやすさや満足度を向上させる目的があります。具体的には産休・育休の取得、保養所の利用、資格取得支援制度、リフレッシュ休暇、社員割引制度などが多く、企業独自の福利厚生を設けているところもあります。
給与を上げるためには仕事で結果を残して、評価をされる必要があります。アパレル販売員なら、ノルマの達成や売上への貢献度、日頃の勤務態度などが評価の対象になることが多いでしょう。
キャリアアップをすれば店長やマネージャーになることができるため、給与も大幅に上がることが期待されます。
毎月の給料は平均的でも、インセンティブで稼ぐアパレル販売員もいます。インセンティブがあることで仕事へのモチベーションも上がり、アパレル販売員としてのスキルアップも目指せます。
アパレル販売員の給与時事情をご紹介しました。給与や福利厚生が充実している企業は、働きやすい環境であることから、長く続けることにもつながります。アパレル販売員に興味がある人は、ぜひご参考にしてみてくださいね。
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